動脈硬化などで血液の流れが悪くなり、脳内の血管や中枢神経が障害を受けると、突然手足が動かなくなったり意識がなくなる発作を脳卒中と言います。
治療技術の進歩により、年々死亡率は低下している反面、逆に脳卒中にかかる人の数は増加しています。
高齢化が進んだり、食生活が欧米化することによって、動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が増えてきたことに原因があると思われます。
脳卒中は、大きく分けてこの2つに分けられます。
1、脳出血(脳内出血・クモ膜下出血)
2、脳梗塞(脳血栓 ・ 脳塞栓 )
*動脈硬化とは?
動脈の壁の部分が年齢と共に硬くなっていきます。
血管内膜や内膜下組織にはコレステロールやカルシウムがたまって血管の内側が狭くなり、血液の流れがスムーズに行かなくなることを言います。
冬場は家の中にいても、室内の温度差かあるために十分な対策も必要になってきます。
冬は外気・室内共に気温が下がり、血管が収縮して血圧が高くなる傾向にあります。
お風呂やトイレ・外出時など急激な温度差には十分注意して、心臓や血管に大きな負担をかけないように心がけて下さい。
*入浴するときなどは、急に湯船につかるのではなく、まずお湯を床や壁にかけると浴室の温度も上昇するので、良いでしょう。浴室に暖房設備があるのであれば、それも十分に活用してください。
*トイレなども暖房機器を使用するのも良いでしょう。ただし、使うのであれば、セラミックヒーターやオイルヒーターなど、室内の空気を十分クリアに確保できるものにして下さい。(石油ストーブなどの使用は危険ですので、くれぐれも使用しないで下さい。)
夏場は脱水症状にならないよう適度な水分補給を心がけましょう。
夏は発汗のため血液が濃くなり、血栓ができやすくなるからです。
血管は加齢とともに弾力性が落ちていきます。したがって、年齢が上がると共に発症しやすくなります。
また、心臓に障害がある場合にはその可能性もさらに起こりやすくなるので、不整脈、弁膜症、心筋梗塞などの心配がある方は十分に注意が必要となるでしょう。
食生活などにも気を配り、なるべくストレスをためないようにするのも1つの予防です。
また定期的に脳ドックなどによる検査を受け自分の健康管理にも気を配っておくことも大事です。
脳内出血は、長期間の高血圧状態により、脳内の動脈に強い圧力がかけられたことで血管が弱くなり破れて出血するものです。
症状は出血した箇所により異なりますが、出血によって脳内の圧力が高かくなるために、頭痛や吐き気が起こったり、時間が過ぎると共に身体の半分が麻痺したり、意識がもうろうとすることもあるでしょう。
当然、出血が少なければ少ないほど症状は軽く、病院での薬物療法で対応することも可能ですが、やはり日常の生活の中で高血圧体質を改善していく必要があります。
クモ膜下出血は、脳の表面にある血管が破裂して、脳をおおっている柔らかい膜(クモ膜)の下に出血が広がった状態を言います。
原因は脳の表面を走る動脈にできたこぶが破裂するものが多く、中高年の方に多くみられます。
症状としては、予告なしに突然激しい頭痛が起こって、「バットで殴られたような痛み(鈍痛)」のようなものを感じ、嘔吐、痙攣(けいれん)が見られることもあるでしょう。
また、時間と共に後頭部から首の後ろが痛んで硬くなり、首が曲がらなくなり硬直してきます。
出血が起こるのは脳の表面部分であるため、発作時に手足の麻痺が起こることは少ないものの、出血がひどくなると、時には言語障害や半身麻痺を引き起こします。
発作後2週間以内の再発が高いと言われ、その場合は死亡率も非常に高くなるため、繰り返し頭が痛くなるような場合は、常に医療機関と連絡が取れるように気をつけておいて下さい。
脳血栓は、脳の血管に動脈硬化などが起こり、細くなった部分に血栓が詰まった状態を言います。
血圧が低下すると血流が弱まるため、血圧の低い睡眠中や起床時に起こりやすい病気です。
突然、手足に力が入らなくなったりする症状が出たら要注意で、そこから少しずつ麻痺が進んでいくケースが一般的です。
症状は、動脈硬化と共に少しずつ進んでいきますが、発症し始めるころは頭痛・めまい、言語障害、半身麻痺などが見られると言われています。
脳塞栓は、血栓が血液の流れに乗って脳の血管の中に入り、血流を止めてしまう状態です。
発作は突然起こり、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らなくなったり、言葉が出ない、人の顔の判断がつかない、道がわからない、など痴呆に似た症状が出るとも言われています。
脳には身体全体の約30%の血液が必要ですが、血流が不足して酸素が行きわたらなくなると、脳細胞は大きなダメージを受けます。
過去に脳卒中をひき起こしたことがある人や、高血圧、心臓病、糖尿病、高脂血症などの症状がある人、肥満の人は特に注意が必要です。
脳卒中は、命はとりとめても言語障害や運動機能障害などを残すことが多いため、早期発見と予防が大事です。
・手足のまひ
・ろれつが回らない
・激しい頭痛・めまい・吐き気
・視野が狭くなる
など脳卒中の初期症状に気づいたら、すぐに医療機関に行く事をお勧め致します。
まだまだ寒い季節なので、健康には
十分な予防と管理をして下さいね。
石川カイロプラクティック 院長 石川大介


